お茶の豆知識


お茶は全世界でお水の次に飲まれている飲み物で、世界では毎日、約15億杯飲まれていると言われるほどです。

お茶の種類は紅茶、緑茶、烏龍茶といろいろありますが、元は学名カメリアシンシネスというツバキ科の同じ木で、発酵の仕方の違いで、緑茶、ウーロン茶、紅茶に分かれています。

中国では有史以前から薬として飲まれ、10世紀には陸路、海路から中近東に広まりました。

結果、陸路シルクロードから広まったものは「チャ」、海路から広まったものは「テ」と呼ばれました。

それが現在、インド、トルコなどは「チャ」「チャイ」と呼ばれ、イギリス、オランダなどでは「テ」「ティー」と呼ばれる理由です。

紅茶について

◆ダージリン

インド西ベンガル最北部ヒマラヤ山脈のふもとに広がるダージリン高原で生産される紅茶。
香ばしくて爽やかな香りが眠気を覚ましてくれる効果があります。
ストレートで飲むのがおすすめです。

 

◆アールグレイ

ミカン属の小木の果皮から採った芳香のある植物油、ベルガモットの香りをつけた着香茶です。
1830年代のイギリス宰相だったグレイ伯爵が中国から持ち帰った紅茶が、
たまたまこの紅茶であったことから伯爵の名前がそのまま紅茶の名前になりました。
エキゾチックな香りを好んでメイド長がよく飲んでいます。

 

◆セイロンオレンジペコー

オレンジペコーといっても、オレンジの香りがついているわけありません。
これは茶葉の大きさを示すもので、約1cm前後の大きさの茶葉のことをいいます。
セイロンはインド洋の島国スリランカで生産される紅茶のこと。
スリランカの旧国名セイロンがそのまま紅茶の名前になっています。
水色が鮮やかな美しい紅茶です。